2015年9月19日土曜日

幕府役人事情2

幕府役人事情2 ちょっと徳右衛門 稲葉稔
 八十石御先手弓組与力・浜野徳右衛門32才 
 初鰹 組頭・可児宗之助の屋敷での剣術試合に代理で出場、個人戦は負けたが、勝ち抜き戦では徳右衛門が四連勝で可児組みの勝ちになった。
 上士と下士 息子・慎之介たちは、手習い所で旗本の息子・万次郎に苛められていた。万次郎は家では兄たちに苛められていた。徳右衛門は万次郎の父親にありにままを話す。父親は万次郎に謝らす。
 分不相応 近くの一膳飯屋に人質をとってたて籠もった若者がいた。元奥右筆の妾の息子だった。妾と手を切った父親を呼んで来い。と言い募った。親は来なかった。
 小平次の迷い 小平次は徳右衛門の中間になって7年になる。友達から金儲けの手伝いを頼まれる。悪計だ。徳右衛門の優しさにふれ断わろうと思った。
 消えた手文庫 慎之介の手習い所の先生から、手文庫が盗まれたので内緒で調べて欲しいと言われる。可能性を考え、博打場へも行き斬りあいまでして探す。先生の一言で傷ついた生徒の盗みだった。先生は父親と子供の前で、自分の一言を誤る。
 

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