素浪人半四郎百鬼夜行(三) 蛇変化の淫 芝村凉也
男を殺して逃げた女が、蛇巫女・斎姫女に匿われる。後捕まり、斬首になる。夫に心を残して死んだ。
伊勢屋の親戚益田屋の主の変な病を治して欲しいと頼まれる。聊異斎と半四郎と修験者・儀海坊と捨吉とで、トウビョウを使い他人を苦しめていた男にトウビョウを入り込ませる。トウビョウ使いを使っていたのはカカ様と呼ばれる奥山を取り仕切る香具師の元締めの後妻・真薙子だった。益田屋の息子・孝之助は真薙子に捕まっていた。真薙子は昔の大蛇、神だった。孝之助を慕い、生け贄のつもりだった。大蛇の尾を斬り、蔵の地下の龍穴から助け出す。
真薙子はトウビョウ使いを飲み込み、夫に心を残して死んだ女の首を飲み込み、力を増幅させると共に、正気に戻らなくなっていた。真薙子をそうさせようとする、誰かがいるのだ。娘・斎姫女は真薙子の中に入り自分が押さえ込んでいる間に、加賀美典膳に斬るように頼む。加賀美は蛇神の見守りだという。蛇行剣で倒す。一本の火柱が立ちいなくなった。
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