2015年9月6日日曜日

素浪人半四郎百鬼夜行(四)

素浪人半四郎百鬼夜行(四) 怨鬼の執 芝村凉也
 正気ではなくなり、廻りの者を殺して行く事件が起こる。半四郎の長屋の三次を助け光の玉が半四郎に入り込む。半四郎は自分を動かす力に対抗し池に浸かる。愛崎から渡された妖刀で玉を壊す。
 自分に悪さをする者を、凍らせる力を持つ娘がいる。そんな力を持っていることは本人も知らない。親切にされたご隠居さんの家に押し込みが入り、押し込みを殺すが、ご隠居も殺してしまう。みんなに囲まれた娘を半四郎は抱きしめる。娘は消えた。
 東雲の浦山の隠居が煩く、浦山の中家老は引退を押し付けられ、実家に帰ってしまう。次男は徒目付になり屋敷も代わり、婆は孫の世話をさせられる。とうとう婆は正気を失い、火を付ける。東雲藩の屋敷うちが灰になり、婆は火の玉となり江戸に向かい飛ぶ。聊異斎は江戸に着くまでに修験者と協力して倒す。半四郎に合わせればもっと力が強くなることを恐れた。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿