2015年9月20日日曜日

婿同心捕物控え3

婿同心捕物控え3 踊る女狐 早見俊
 文化九年 1826年
 先手弓組み同心・火付け盗賊改方同心・桐生直次郎26才は、商家に入り稲荷から油揚げ一枚を盗み『女狐のお陽参上』の書き付けを残すお陽を捕まえることになった。
直次郎は箱根で捕まった、地蔵の権太を引き取りに行くが、逃がしてしまう。
 南町奉行所定町廻り同心・向井庄之助・直次郎の道場仲間は、足をくじいたお久美と知りあう。お久美はお陽だった。捕まえる。お久美に油揚げの盗みをさせていたのは権太だった。権太を取り逃がし行方不明になる。
 凶悪犯の悪鬼の兵五郎一味を追いかけいる。兵五郎の情報が投げ文で知らされ、手下が捕まる。直次郎の実家・布袋屋に兵五郎が押し入ると知らされ、火盗改が兵五郎を捕まえる。
 権太は兵五郎に押し入られ皆殺しにされた大阪の商家の息子だった。兵五郎の仲間に入り捕縛されるように火盗に情報を流した。仲間に入るために大金を隠してある稲荷を探している風を装ったのだった。
 

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