2015年9月18日金曜日

新・剣客太平記(二)

新・剣客太平記(二) 師弟 岡本さとる
 筆の便り 竹中庄太夫が代筆した少年・金太の母親・おさよが行方不明になっていた。半次と猿三に探してもらう。金太と一緒に暮らそうと言う男の言葉に騙され、売られそうになっていた。竜蔵はおさよを助け出し、お山の東三と言う博打打ちに話を付けた
 夫婦剣法 十年前に、竜蔵の助けで仇討ちを成し遂げ国許に帰っていた黒鉄剣之助が江戸定府になった。尾長雄三郎に因縁をつけられ試合することになった。今まで逃げ回っていたのだが、妻・蔦の助言も有り、竜蔵の助けも有り試合に勝つ。
 墓参り 父・虎蔵の墓参りに行き、昔、虎蔵がやくざから助けたおせいと出会う。やくざから助けてもらいながら、虎蔵が亡くなったことを聞き、もっと悪い奴と手を組んでしまっていた。二年前虎蔵の墓を知り、後悔していたが抜け出せなかった。母・志津に言われ、虎蔵と同じように、おせいを救い出し、大目付・佐原信濃守の屋敷の女中奉公に出した。
 刀狩り 未熟な者が、おだてられ己の名声に酔っているそんな者が、試合を挑まれ、負ければ刀を取られる事件が五件続いた。竜蔵は井中剣峰と名乗る者・野田鉄次郎を探し、試合を挑む。竜蔵は勝ち、話しを聞き、取った刀を一軒一軒返させる。最後の旗本・直心影流・森山伝之助の時、竜蔵は助け船を出す。野田鉄二郎は百姓をするつもりだ。たまには道場に遊びに来いと誘う。

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