天明六年 1786年
青松寺の前で死にそうな老婆が棺桶に入って金集めをしている。付いてる若者と娘が世が世ならと言ったのを、松平家の新しい大番頭・加瀬充次郎が聞いてしまった。松平家では田沼には外に隠し子がいるらしい事は分かっていた。男か女かはわからない。もしかすると棺桶を使って金集めをしている者がそうかも知れないと思った。三人を捕まえたら引き渡すように町奉行に言った。
捕まえられたら違っていても殺される、と思った龍之助は三人を逃がす事を考える。老婆が亡くなった。二人を探す、松平の中間たち、龍之助は加瀬の前で二人に生国を聞く。二人は陸奥白河の出身だった。関わりがあるのは松平だった。情報の違いを咎められ中間・岩太は折檻された。
盗賊かちりの千造と赤猿の百助が江戸に入ったようだ。探索するように命令が出た。かちりの千造は折檻された岩太を誘い、松平の情報を貰い、出入り先甲州屋に押し込む算段をする。千造たちの動きを掴んだ龍之助は押し入った時、岩太が情報を漏らした事にして盗賊を捕まえた。龍之助は岩太の通報で捕まえられたと報告する。
左源治とお甲が田沼に事の顛末を話しに行く。
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