2016年1月8日金曜日

烈風廻り与力・青柳剣一郎7

烈風廻り与力・青柳剣一郎7 女形殺し 小杉健治
 田丸屋友右衛門が人殺しと付け火の罪で市中引廻し、斬首になった。剣一郎はもっと調べて欲しいと言ったが、役目違いだと聞いてもらえないまま、刑が執行された。
 友右衛門と違った証言をした手代が殺され、孝と秀次郎が会っていたと思われる家を借りた事になっている、元孝の同僚・おきみが殺される。大阪屋も狙われる。
 孝と意見が合わず勘当になっている長男・友太郎が捕まり、否認しても聞いてもらえない。友太郎が江戸払いになった喧嘩の相手・才蔵を調べると、妹・お弓に無体なことをしたと斬り殺された。友太郎を匿った女を調べると、材木の下敷きになり亡くなっていた。誰も証言してくれる人がいなくなった。友太郎は罪を認めてしまった。
 才蔵を屋敷に入れ、若党にし、斬り殺した御徒衆・殿村左馬之助は、無役から御徒衆になっていた。友太郎の引廻しの後、お弓は殿村の世話になる事を承諾し短刀を持って身体を差し出す。そんなお弓に殿村は真相を語る。
 田丸屋の後添えになり貢がせていた孝の相手は殿村だった。秀次郎が脅迫してきた。友右衛門が不義密通の相手の秀次郎を殺すという筋書きだったが、才蔵が寮番まで殺した上に、誤って燭台を倒してしまった。手代が脅迫してきた。友太郎にお房を近づけ、おきみに大阪屋の仕業と言わせおきみを殺した。そして才蔵もお房も殺した。お弓は兄の後を追って自害するという筋書きだ。隣の部屋から剣一郎と御徒目付組頭・原田宗十郎が現れた。告白を全て聞いていた。剣一郎は殿村を捕らえる。
 友太郎の斬首は中止された。引廻しの朝、吟味与力がお奉行に中止を申し出、老中に申し出将軍の裁可を求めぎりぎり間に合った。田丸屋は再開した。


25cm位にまで育った金魚がいなくなった。二匹は形なし、一匹は身体三分の二程残っていた。鼬だろうか。きっちり蓋をしていなくてごめん。

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