新・古着屋総兵衛 十二 死の舞い 佐伯泰英
春の「古着大市」を控えて、川向こうの新居が出来、大黒屋一番番頭の鳶沢信一郎とおりんの祝言が行なわれ、秋の交易長を信一郎に決めおりんも行くことになった。二人の新居におりんの母、香が住み、女衆の教育をすることになった。
古着大市を開くことに異議を唱えているのは、長岡藩藩主・老中牧野忠精だった。突然現れた二百年前のガリオン船に似せた新造船が現れる。
試走航海中に新造船マードレ・デ・デウス号待ち伏せされ大黒丸の右舷が破壊された。
総兵衛は 祖母から受け継いだ金剛石を売り、新しい船を買うつもりがあった。
大市を終えた後、影様の九条文女が勾引かされた。
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