2016年11月13日日曜日

クルト・ヴァランダーシリーズ 5

クルト・ヴァランダーシリーズ 5 目くらましの道 上下 ヘニング・マンケル
 夏の休暇を楽しみに待つヴァランダー警部。1994
ヴァランダーの目の前の菜の花畑で少女が焼身自殺をする。身元捜査が始まる。所持品はペンダントだけ
 隠居生活の元法務大臣が殺される。背中を斧で割られ、頭皮の一部を髪の毛ごと剥ぎ取られていた。ひっくり返したボートの下で見付かった。一人暮らしだった。
 画商が夏至祭のパーティ中に殺された。頭を割れれ、頭皮の一部を毛ごと剥ぎ取られていた。家族は妻と娘、娘は自殺した。同じ犯人だと思われた。二人に共通したことがないか調べられた。
 焼身自殺の少女の身元が判った。ドロレス・マリア・サンタナ。ドミニカ共和国出身
ヘンシングボリからイースタに来た事がわかった。
 ヴァランダーの父親の病名がアルツハイマーだと判った。父が秋にイタリアに行きたいと言う。ヴァランダーは行くつもりだ。
 駅前の工事中の排水管の中から、顔から後頭部まで両断され、塩酸で目をつぶされた、頭髪ごと頭皮を剥ぎ取られた男・盗品売買の死体が見付かった。家族は離婚した妻と警戒心の強い兄弟、旅行中の娘がいた。娘は三年前から精神病院に入っていた。
 四人目の犠牲者はヘンシングボリで起こった。二階の浴室で後頭部を斧で殴られ一階の台所で頭皮を剥がされオーヴンに頭を突っ込み火を付けていた。公認会計士だった。ヴァランダーはヘンシングボリの刑事と共同捜査をする。会計士の隠れ家を見付け踏み込むと外国人の少女が四人が閉じ込められているのが見付かった。殺された会計士の右腕ハンス・ロはゴール逃げた。
 斧で頭を割る、一連の事件の犯人は第三の被害者の14才の息子・フーヴァーだった。姉が精神に異常をきたした理由を書いたノートを見て、復讐し、頭皮を病院の庭に埋めることによって姉の病気が治ると思っていた。
ヴァランダーが姉と会おうとしていることを知り、姉を病院から連れ出す。ヴァランダーを殺そうとヴァランダーの家のクローゼットに隠れている時に、帰って来たヴァランダーとスヴェードがハンス・ロゴールの話をしているのを聞いた。ハンス・ロゴールが姉を最初に強姦した男だった。
 第一の被害者の家に隠れようとしたフーヴァーは、隠れていたロゴールを見付ける。駆け付けたヴァランダーの前にロゴールの死体が残り、フーヴァーが逃げた。雨の中、姉を乗せたモペットで走るフーヴァーは滑り姉は飛ばされ即死した。
次の日、夏休みを一緒に過ごすバイパがコペンハーゲンに着く。結婚を申し込むがノーと言われた。
新しい署長が来た。
ドミニカ共和国から父親が来た。違法だがペンダントを渡した。父親とイタリアに行った。
娘・リンダは将来を模索している。
 
 


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