泣きの銀次 宇江佐真理 三冊あったので再度読む
銀次は小伝馬町の小間物屋、美顔水で有名の坂本屋の長男だ。18才の時、妹菊がむごたらしく殺され犯人を捕まえるために、北町奉行所定町廻り同心・表勘兵衛から十手を預かった。坂本屋は弟が継いだ。銀次は死体を見ると泣いた。
犯人と思われた叶鉄斎を見張っていた銀次の師匠・弥助も殺される。銀次は弥助の娘・芳と一緒になるつもりだった。
坂本屋が盗賊に狙われ、手代が毒入りの饅頭を持ち帰り、芳が配った。手代が芳には煎餅を持ち帰った。父親、弟夫婦も亡くなり、銀次は岡っ引きをしながら坂本屋の主人になった。番頭の卯之助が店をみてくれていた。
鉄斎は学者で旗本の保護があったため捕まらなかった。犯人は鉄斎の弟だった。弟は勘兵衛が斬り、鉄斎は自死した。詳しくは女中の老婆が話した。
芳がいなくなった。四ヶ月後、尼寺にいる芳を見付け、連れ帰る。
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