2016年11月6日日曜日

リンカーン・ライムシリーズ9

リンカーン・ライムシリーズ9 バーニング・ワイヤー ジェフリー・ディーヴァー
 送電システムの異常により電力が一つの変電所に集中し爆発的な放電が発生し路線バスを襲い死者一名が出た。事故ではなかった。電力網を操り罠を仕掛け、送電を五十パーセント削減するよう要求する。
 犯人は電力会社アルゴンクインの社員・白血病になったのは電力会社の所為と言う・レイ・ゴールトと思われた。ゴールトは犯人に仕立て上げられていたことが判った。社長・アンディと弟・ランダル・ジェッセンの共同作戦だと思われた。
 リンカーンが一人きりの部屋にリチャード・ローガン、通称ウォッチメーカーが入ってくる。ローガンは殺し屋だ。ローガンがゴールトに成りすましていた。ローガンの依頼されたのはアンディ・ジェッセンに濡れ衣を着せ長い間刑務所に入らなくてはならないようにすることだった。依頼者はグリーン・カルテルのメンバー副社長のボブ・キャヴァノーだった。アンディを業界から追い出し、アルゴンクインの株価を暴落させ、カルテルがバーゲン価格で買うためだった。ローガンはリンカーンを殺す為にニューヨークの仕事を請け負った。リンカーンの服を濡らし、ケーブルをライムに巻き付ける。ランダルがやったように見せる為の証拠の品を置く。リモコンを用意する。タウンハウスの電力は止められていた。誰もいないと思われていたがローガンは捕まった。ローガンはリンカーンの罠に嵌まった。
 ゴールトのアパートの近くでブラスキーは交通事故を起こした。撥ねた男は入院している。意識は戻っていない。彼はフレッド・デルレイの情報屋だった。デルレイは情報屋から連絡がなく金だけとっていなくなったことで彼を調べ始めた。事故で入院していること、ゴールトのアパートにいたのはゴートルでは無いことが判り、犯人を考え出す切っ掛けになった。
 ライムは手術を受け右手を持ち上げ、肘を曲げ、手首をひねって掌を見ることができるようになった。ワイヤーやコンピューターチップを埋め込んだ。

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