おとなりの晴明さん 陰陽師は左京区にいる 仲町六絵
滋賀から京都に引っ越しして来た糸野桃花。隣は安倍晴明の仮の姿・堀川晴明だった。大学の研究者になっている。閻魔大王の部下、冥官として若者の姿で生き返った。
私立からくさ図書館の小野篁も時子も出てくる。
やすらい祭 足袋型の付喪神、いらなくなった型を燃やすといわれ、夫婦二人で一緒にいたいという足型の願いを聞いて、晴明は自分の家の庭の石にした。縦石と横石と名付け式神にした。
優しい鬼 桃花は西陣で通りゃんせを歌う鬼を見た。鬼は鬼瓦だった。屋根にある雀の巣が青大将に狙われていた。雀は家人ではないので竈神や屋敷神は動いてくれない。桃花は梟になって鬼瓦が晴明に怖い顔に変えられひとにらみで青大将を飛ばすのを見ていた。
おサル戦線異常なし 奈良町からきたお嫁さんに付いてきた魔よけ猿・身代わり猿が軒先に下げられず室内にしまわれ戸惑い、お役御免ではと悲しんでいた。晴明は鬼門を守る猿や近所の地蔵菩薩に会わせ、年中行事を教わるように手筈した。
舞子の神様 祇園の置屋の女将さんから相談された茜がくる。舞子さんの食事を作る賄いの女性の極端な小食についてだった。晴明と桃花が会いに行く。女性は八坂神社の美御前社のうつくし御前という神だった。一人の舞子見習いのニキビを治すために賄いになっていた。晴明は蚕と書いた水をうつくし御前に飲ませまじないをした。後日、桃花が晴明とクリームパフェを食べているとメグミちゃんと呼ばれたうつくし御前が女将さんとパフェを食べていた。晴明は蚕の形相が栄養をむさぼり食べていると言う。
0 件のコメント:
コメントを投稿