2015年10月25日日曜日

しゃばけシリーズ

しゃばけシリーズ ねこのばば 畠中恵
 茶巾たまご 傾きかけた海苔問屋大むら屋の主人は長女のお秋を一太郎の兄・松之助と見合いをさせ持参金付きの養子にしようと計画する。お秋は殺される。大むら屋の主人夫婦は去年流行り病で亡くなっていた。お秋姉妹のおじ夫婦がやってきて主人になっていた。お秋は海苔料理百選を考えていた。殺しの犯人は番頭だった。
 花かんざし 一太郎は迷子の五才位の於りんを家に連れてくる。於りんは鳴家が見えるようだ。於りんの家は材木問屋だった。おじは正三郎、正三郎の許嫁は厚化粧のお雛さんだった。於りんの乳母が殺されていた。於りんの母親は正気では無くなっていた。母親は川に飛び込み助けられたが、それが元で亡くなった。
 ねこのばば 一太郎は猫又から、猫又になりかけている猫が広徳寺の寛朝に預けられたので助けて欲しいと頼まれる。一太郎は広徳寺で殺された僧の死体を見付ける。寺のお金を流用していた僧がお金を隠した部屋に猫がとじ込められていた。お金が必要になった若い僧たちは、お金を出してくれない僧を殺していた。一太郎は猫のいる部屋にお金がある事を見抜き見張り、僧たちを捕まえる。
 産土 佐吉が長崎屋に来るまでにあった話し。木偶人形が、お金と交換して人間の命を奪い人間になっていく妖から、若旦那を守れなかった話し。
 たまやたまや 三春屋の栄吉の妹・お春ちゃんに縁談がくる。若旦那・一太郎は複雑な心境だ。相手の献残屋の若旦那・庄蔵を調べに行く。庄蔵と一太郎は侍に捕まり、土蔵に閉じこめられる。一太郎は庄蔵のことが良く分かった。仁吉たちに助けられた後、お春ちゃんは、一太郎から貰って無くした煙管を見付けてくれたら結婚するという。煙管(あげた事のない煙管)を一太郎は庄蔵にお春ちゃんに渡してと託す。お春はお嫁に行った。
侍が探していたのは庄蔵の持っている煙草入れに付いている根付けの中の米粒ほどの細工物の雛飾りだった。お春はお嫁に行った。

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