渋沢瑛一の東京事件簿 偽装強盗 六道慧
ご算用日記の昭和版
昭和三十七年 1962年
渋沢瑛一21才 父親が連帯保証人になった三千万円の借金のため大学を諦め、二年間町工場を渡り職人のように転々とし、四月から曙信用金庫に勤める。やくざ絡みの会社への融資を断わり、中小企業特別支援課、別名お困り課に移動。
母方の生田家に伝わる古文書を見付ける。
父・敏之50才鉄工所社長 母・芙美48才 兄・崇史26才都市銀行の頭取令嬢と結婚し小沢家に婿入り
友人・同僚・山田光平、恋人?婦人警官中里千春 父親が大きな製紙会社の社長で市議会議員
信用金庫から今月中に二億円のノルマを課せられる。八百屋の惣菜売りのための改装の為の費用、土地を買いアパートを建てる人、工場の資金繰り、貯金などノルマ達成。
一億円の仕事、サイコロの一億円になる仕事。
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