2015年10月11日日曜日

綺良の桜

綺良の桜 今井絵美子 
 綺良は子供の頃、盛岡藩初代藩主の庶子・彦六郎にお嫁さんになると言った。
 綺良の父親は藩主・利直のお側用人で三百石だった。が藩主が重直になり、三十五石になる。
 藩主のお声がかりで彦六郎は家臣の娘と結婚する。
 綺良は南部鉄器を作る鋳物師と結婚し子供ができるが、半年で亡くす。
 49才の時、殿様になった彦六郎に茶釜を届け、話しをする。正室にできなかった綺良を側室に迎えることは出来なかった。という。
 火事で夫を失うが、鋳物師・縫殿の名跡を継ぐ。

0 件のコメント:

コメントを投稿