まんまごとシリーズ3 こいわすれ 畠中恵
おさかなばなし 置いてけ堀に河童が出るはなし。姉が嫌な縁談を断われず荒れた弟がたまたま置いてけ堀で刀を振り回しお金を手に入れた。お金は返した。川崎の商人が二年前に川崎の置いてけ堀で亡くした子を江戸で探していた。
お江戸の一番 趣味の会・書道の連と川柳の連、どちらが一番か両国の見世物小屋の人の入りで決めようとした。他の連から嫉まれるほどの人気、双方の頭がお目当ての茶屋の娘は我が物には出来なかった。もともと茶屋の娘狙いだった。
御身の名は 清十郎の町入用のお金をくすねた番頭の話。お寿ずの幼友達の嫉妬。
おとこだて 夫の暴力のため離縁して欲しいが持参金を返せないために離縁してもらえない女のために不倫の噂を作り離縁されるようにしようとした、弟の友達。
鬼神のお告げ 鬼神のお告げの番号の富くじを買い、本当に当たった話し。富くじの不正を暴く。当たった男に孤児院への寄付をすることを約束させ不正をしていた。
もうすぐ出産を控えていたお寿ずが早産した。女の子は生まれてすぐ亡くなり、半月後寿ずが亡くなった。女の子は咲と名付けられた。
こいわすれ 麻之助は縁談が潰れて自殺しようとした娘を助けた。娘と相手の男と男が前に付き合っていた女と家族が集められる。男が母親の言いなりなのが分かって、二人の女は納得して別れる。
いつも寿ずに話しかける麻之助が、寿ずの死後初めて泣いた。
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