つくもがみ、遊ぼうよ 畠中恵
古道具屋兼損料屋「出雲屋」の息子・十夜(とおや)10才
小間物屋「すおう屋」の息子・市助10才
料理屋「鶴屋」の娘・こゆり8才
三人は赤子の頃から仲間で親友だ。
三人は、付喪神がいることを話を始める前から承知していた。二人が寝ているところで付喪神はしゃべっていた。出雲屋の清次と紅は付喪神の話を聞いていた。
新しい双六の付喪神「そう六」が入ったことで三人と付喪神が遊ぶようになった。
深川でまた押し込みがあった。押し込みの前に怪異があるという。付喪神がいる出雲屋に違った雛人形の付喪神が現れた。出雲屋が押し入られるかもしれない。付喪神と子供たちは市助の部屋へ避難し、清次夫婦は鶴屋へ世話になることにした。付喪神は他の付喪神から情報を得、蔵前の札差し「大久屋」の隠居が別宅に雛人形を集めているらしい。猫神が大久屋に捕まった。三人と付喪神は猫神を助けに行く。隠居は騙され、大久屋の別宅は賊の隠れ家にな利用されていた。修験者になり大久屋が探している娘を見付けるということで入り込んでいた。三人が逃げ出し、賊は奉行所の役人に捕まる。雛人形の付喪神は修験者が行くところに付き廻り元の持ち主・沙耶と沙耶が持っていた雛人形を探していた。沙耶はお産の時亡くなっていたことが分かった。
大久屋の隠居は三人付喪神におやつや遊ぶ玩具を買ってくれる。独楽の付喪神が稲荷でお告げをしていた。稲荷のお供えをかすめ取る騙し屋といわれている賊を同心・北村と南谷が捕まえるように仕組んだ。
大久屋の甥二人が、三人の命を狙う。跡継ぎのいない大久屋の身代を狙っていた甥は深川の三人の中に、大久屋の子供がいると思った。たまたま家出を考えた付喪神たちは話を聞いてしまう。大久屋に話す。三人の子供たちは隠居が守るように頼んでいた大久屋の手代に助けられる。大久屋は二人の甥を大阪に修業に行かせる。
大久屋の娘だという兼が見付かった。兼が居なくなった。親戚が兼を娘だと連れてき、大久屋は本当の娘だと思うが、兼には振りをするよう言っていた。お礼に下総の街道沿いに店を持たせて貰えるように言われていた。が兼を殺そうとした。親戚が娘を探そうとする隠居に探すのを止めさせようと打った芝居でった。
十夜は稲荷に捨てられ、紅が拾って来た子だということがわかった。
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