2016年7月5日火曜日

大江戸科学捜査八丁堀のおゆう2

大江戸科学捜査八丁堀のおゆう2 両国橋のご落胤 山本巧次
 江戸と現在で二重生活をおくるもとOL 関口優佳=おゆうは小間物問屋の主人から息子が実の子か調べて欲しいと相談を受ける。産婆のおこうから脅迫まがいの手紙が届いていた。おゆうはDNA鑑定で実の親子と判明していたが、それを証拠に出来ない。
 同心の鵜飼伝三郎は、大名のご落胤について調べていた。大名には将軍家から養子を貰う話が浮上していた。落胤かと思われたのはおゆうが調べた小間物屋の息子だった。
現在の社会で岡山のお寺の仏像から出た体内文書をもう一枚作り、二体作られた江戸の仏像にも体内文書が入っていたと捏造して証拠とした。文書には赤ん坊も母親も亡くなったことが書かれていた。
 産婆のおこうは殺されていた。ご落胤は死産であり、母親も亡くなったことを知っている産婆が邪魔になったから。小間物屋の息子の友達も間違って殺されたことにしたくて殺された。
 大名家のおゆうたちに藩内のことを話してくれていた男・伊原が二十年前のことも承知でおこうの名前で手紙を送っていた。藩内に波風を立て、異端分子をはっきりさせ無くしてしまおうと思っていた。
 おゆうにすべて見破られる。一万石減らされ、将軍の養子の話も無くなった。

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