2016年7月13日水曜日

剣客船頭(十四)

剣客船頭(十四) 別れの川 稲葉稔
 船頭・沢村伝次郎は川政の船頭・左久次が本当に事故死か調べる。一緒に釣りに行った松倉屋伊右衛門も不信な亡くなり方をした。二人が行ったと思われる釣り場で埋めた死体を見付ける。松倉屋に関わりのある大名、旗本を調べ、船を借りた者を調べる。
 雨宮文蔵は板尾藤左衛門のところに、仕官の取り持ちを願いに行っていた。自分が行けない時は石倉荘助、木之内新兵衛、須山重蔵の三人に行って貰った。彼らは相当のお金を懐に入れ、高級菓子を買って持って行っていた。それを知った滝下精三郎は殺された。その場を伊右衛門と左久次に見られたと思い二人を殺したのだった。
木之内は死んだが二人を捕まえ、雨宮家に行く。この者たちのやったことを誰にもしゃべらないことを約束し、三百両を要求した。百五十両を左久次の奥さんと子供に。後、百五十両を滝下の妻に渡すことにした。

0 件のコメント:

コメントを投稿