2016年7月30日土曜日

忘却探偵シリーズ5

忘却探偵シリーズ5 掟上今日子の退職願 西尾維新
 掟上今日子のバラバラ死体  マンションで見付かった殺人事件、死体損壊事件の捜査依頼。佐和沢警部・若いキャリア・今日子さんに会うのは五度目、捜査依頼は三度目
 被害者は聖野帳・37才男性 憎んでいる人が多く容疑者は多いが、いくら早くてもバラバラ・十五分割にするための時間が二時間、昼間であるためみんなにアリバイがある。
今日子さんは自分の体に切断された線を書き込む。何故、切断しなければならなかったか。時間が長く掛かったと思わせるため。一人が殺し、次々と人が変わって切断してゆく。そうすれば一人に掛かった時間は短くなる。絞殺された正午のアリバイの無い人を探す。後、力の弱い人、空白時間の短い人、から順に探す。
 掟上今日子の飛び降り死体 プロ野球のピッチャー・桃木両太郎がマウンドで死体となって見付かった。死因は転落死だった。鬼庭警部は上司に気を悪くしないでと言う言葉付きで忘却探偵に解決を依頼すると言われた。鬼庭警部は喜ばしい、ようやく会える。
グラウンドで一番高いバックネットによじ登り落ちてみた今日子さん。怪我はなかった。
 名誉の死と言う言葉を聞いて・スタジアムを一周して出した答えは、マンホールの穴へ落ちた。という。後の捜査の結果、マンホールの蓋は盗まれていた。桃木が下水道の中で瀕死の状態を見付けた人がベテラン投手がこんなところで死なせてはならないと思い、マウンドに運んだのだった。
 掟上今日子の絞殺死体 総合病院の一室で患者・霜葉総蔵さん92才が絞殺死体が見付かった。反忘却探偵派の山野辺警部はベットで寝ている今日子さんを見付ける。
 山野辺警部の人生の締めくくりと言う言葉を聞いて、総蔵さんは自殺です。言いきる今日子さん。一見は百聞に如かず、やってみる。三本の長靴下を繋いだ紐を首に巻、左右のベットフレームに端を結んだ。ベットの操作パネルスイッチを押しマットレスを四十五度ほど上げる。点滴用のチュウブを使ったのでしょう。病院は看護ベットやチュウブを使ったのを隠蔽するためにベットを戻した。総蔵さんにとってベットのフレームに結ぶことは大変なことだった。だが、最後の最後で死にたくなくなった。ナースコールを押し、ベットの動きを止めようとした。が失敗した。
 掟上今日子の水死体 波止場警部はこれを最後の仕事にするつもりだった。退職願いをん持っている。忘却探偵は波止場警部最初の事件を解決した探偵だった。
 池の中央辺りにぷかぷか浮いている死体が見付かった。殺されてから池に沈められた。被害者は加勢木二歩さん、死因は撲殺、容疑者は恋人。水深一、五メートルの自宅近くのこの池に何故死体を沈めたか。
 今日子さんはボートから池に飛び込む。底に寝る。
 波止場警部の退職の話から「足を洗う」がヒントになって、容疑者は飼っている犬の毛が付いている被害者を洗おうとした。と今日子さんは言った。
 

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